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- 劇場公開日
- 2001/05/26
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- DIRECTOR
- 監督:降旗康男
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- CAST
- 高倉健、田中裕子、小林稔侍
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- 概要
鹿児島の南の果てで、漁師・山岡と妻の知子は40数年お互いを支えあいながら静かな暮らしを続けていた。山岡は生き残った特攻兵として、知子は沖縄の海に散った特攻兵の許嫁として激動の時代の傷跡を背負い生きていた。時が平成に変わった頃、山岡は妻の余命がいくばくもないことを知る。二人で精一杯生きるために、妻の為に何が出来るのか。山岡の中でひとつの決意がなされる――。記録的大ヒットとなった『鉄道員(ぽっぽや)』の公開後まもなく、大きな仕事を終えた主演俳優・高倉健とスタッフの胸に、同じ“想い”が湧き起った…。「生きてゆく哀しみを共有できて、観終った後もう一度頑張ろうと思えるような映画が出来ないだろうか…。」そして生まれた本作。日本映画界の至宝、高倉健が朴訥な漁師を演じきり、自らの想いを熱く次代に語り継ごうとする気迫あふれる演技を披露。高倉とは三度の共演を果たすことになる妻役の田中裕子をはじめ、ベテランとフレッシュなキャストがそろい、監督・降旗康男、撮影・木村大作ら『鉄道員(ぽっぽや)』の製作スタッフが再結集。日本映画が描きあげ、謳いあげてきた〈夫婦像〉の頂点を築く一編として、新世紀に語り継がれる感動的な名作。
Ⓒ2001「ホタル」製作委員会